2021年4月9日金曜日

『子どもの不幸をつくる親―愛せなくなる子どもたち』

  中学2年生のSちゃんは、いつも疲れています。なんだかやる気が出ないようです。Sちゃんは、どんなことをやってもうまくできる自信がないと言います。 Sちゃんのお母さんはとても優秀な人です。りっぱなお仕事をしています。お母さんにいろいろ言われて、Sちゃんは、「つらい」と言っています。お母さんといると緊張すると言うのです。  お母さんが、Sちゃんが不幸になれぱいいと思っているはずはありません。お母さんは、Sちゃんに幸せになってもらいたいと願っているに違いないのです。それなのに、どうしてSちゃんは幸せそうに見えないのでしょう。    そんなことを考えながら本を書きました。    『子どもの不幸をつくる親―愛せなくなる子どもたち』                     塩瀬晶子(ペンネーム) 鳥影社