野生動物を自然に帰すお話の最終回です。
今回は、カモのヒナが大人になって卒業していきました。
カモは大人になって、これからは自由に生きていくことができます。
カモの話から、「自由」がテーマになりました。
* 自由ってなんだろう?人間の場合、自由なのは大人?それとも子ども?
(今回は、3年生の男の子と女の子に、6年生のお姉ちゃんが議論に加わっています。)
アリー塾長 : カモは大人になって、自由に生きていけるようになったけど、人間の
大人は自由かな?
6年生 : 大人は自由。大人は子どもが行けないような遠い所へも自由に行け
る。
アリー塾長 : 遠いところ?
6年生 : 海外とか。お母さんは、ムーミンが好きだから、北欧に行った。
サンタクロースのふるさとにも行きたかったって言ってた。
アリー塾長 : ○○ちゃんも海外に行きたいの?
6年生 : 行きたいです。
アリー塾長 : 海外のどこに行きたい?
6年生 : イギリスとか。お母さんの行った北欧にも行ってみたい。
アリー塾長 : イギリス?いいねえ。どうしてイギリスに行きたいの?
6年生 : インテリアに興味があって、建物とかも見てみたい。
それから、日本でいう天皇陛下みたいな人がいるのも興味がある。
アリー塾長 : ああ、王室ね?女王様がいるんだよね。
いいねえ、いつか行けるといいねえ。
アリー塾長 : さて、大人は行きたいところに行けるから自由、ほんとかな?
大人が自由じゃないときはないかな?
たとえば、お父さんはお仕事に行かないといけないよね?
女の子 : お父さんは、朝早くから夜遅くまで働いている。
アリー塾長 : そうだねえ。でも、○○ちゃんも、学校に行かないといけないよねえ。
女の子 : 学校には短い時間しかいなくてもいい。
そのあとは友だちと遊んだりできるから自由。
子どもには仕事がない。
アリー塾長 : 学校では勉強しないといけないでしょ?
女の子 : うん。おぼえなきゃいけないことがたくさんある。
アリー塾長 : だったら子どもも自由じゃないときがあるよね。
生徒全員 : (うなずく)
アリー塾長の一言
どうやら、人間の場合、大人にも子どもにも、自由と不自由があるようです。そして、自由とは、自分のしたいことができることのようです。大人だったら自分の行きたいところ、たとえば海外へも行けること、子どもだったら、お友達と自由に遊ぶことです。
対話の後に6年生のお姉ちゃんが書いた作文は、なんだかすてきでした。
「(大人の自由と子どもの自由を比較したあとで)自分は大人がいいなと思いました。お酒も飲めるのでいいなと思いました。早く大人になりたいという事ではなく(、)大人の雰囲気をあじわいたいなと思いました。」
「これからも今を楽しく過ごしていって、大人になったら子供の時よりも楽しい生活を送っていきたいです。」
6年生のお姉ちゃんは作文を書くとき、「雰囲気」という言葉を、辞書で確認しながら書きました。言葉は正確につかいたいので、とてもよい習慣が身についてきたなと思いました。
http://www.ko-to-ha.com/
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