2015年4月4日土曜日

体験型授業「和菓子の試食」

説明を追加

 上は、「春の水」という銘のお菓子です。
   

  右、お抹茶も飲んでみました。




 * 和菓子の試食の体験型授業をおこないました。

  








 以下は、参加した生徒の作文です。

  「和菓子について」

 和菓子のことを勉強して、和菓子を3回楽しむことや、季節ごとにちがう和菓子があることを知りました。

 わたしは、和菓子を食べる前に、目で楽しんだり、耳で楽しんだりしてから口で楽しむ事を知って、今まで目や耳で楽しんでなかったから、目で、何に見えるか、耳でその和菓子の名前を聞いてイメージしてから口でゆっくり味わおうと思いました。 

あと、季節ごとでちがう和菓子があったり、一月から十二月まででいろいろな和菓子があってすごいと思いました。

その中でいちばんきれいだと思った和菓子は、夏の氷みたいに見える和菓子です。理由は、とう明でとてもきれいだったり、その中に入っているお菓子の色あいがよかったりするところです。

秋のもみじに見える和菓子や、冬のゆきだるまみたいな形をしている和菓子や春のさくらの形でうすいピンク色になっているのもとてもきれいだと思いました。

ほかにも、食べた、こちょうというちょうに見える和菓子もきれいでした。あと、和菓子のことのテレビを見て、その和菓子を作っている人は、こまかい所もきれいにやっていてすごいと思いました。

氷に見える和菓子は、昔、夏に氷がなかったときにその和菓子を作って食べていたことを知って、和菓子はそんなふうにも食べたり、楽しめたりしてすごいと思いました。

わたしは、氷もいいと思ったけれど、和菓子で作った、氷みたいなお菓子も食べてみたいと思いました。

 和菓子に、いろいろな楽しみ方があって、今度食べるときは目、耳、口で楽しみたいと思いました。それで、いろいろイメージしてみたいと思いました。和菓子に、日本の文化がたくさんあってすごいと思いました。

* アリー塾長の一言

 授業の中では、和菓子の中でももっとも洗練されている、上生菓子(お茶の席でつかわれます)を試食してみました。また、今回選んだのは、京菓子です。

 京菓子を特に選んだのは、そこには日本の伝統と、日本人の美意識がふんだんにもりこまれているからです。京菓子は手のひらにのるほど小さいけれど、そこには日本の文化がぎゅっとつめこまれているのです。

 京菓子は季節をうつしています。たとえば、春には桜の花を、夏には涼しげな水を、秋には色づいたもみじを、冬には雪をかぶった松をかたどります。日本人は昔から、季節を敏感に感じて楽しんできたのです。

 上にあげた作文は、ところどころに幼い表現がありますし、重複したり、反対に言い足りなかったりするところもあって、まだまだ文章としては完成していません。

 ですが、京菓子についての知識を得、実際に試食をしてみたときの感動がすなおに表現されていて、読んでいるこちらも感動するようなすばらしい作文となりました。

 ほかにも、序論・本論・結論の三段構成で書かれているところや、結論のところで最後に、「文化」という難解で抽象的な言葉をつかってまとめているところなど、これまでに学んできた成果が随所にあらわれていいます。

 ○○ちゃん、とてもよい作文が書けたね!和菓子は日本のすばらしい文化の一つです。世界に誇りましょうね。

http://www.ko-to-ha.com/
 

 









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