2014年2月10日月曜日

自分を守る!

 
 

 

 トマトが、自分の身を守るためにもっている秘密について学びました。トマトは虫にいたずらされないように、茎に生えている毛から、いやなにおいを出しているのです。


 アリー塾長   :   トマトの秘密はすごいね。そんな秘密があるから、トマトには虫が近づけないんだね。

ほかにも自分の身を守る工夫をしている植物があるかな?

女の子      :   私は前にオクラをつくったんだけど、オクラにもとげがあった。

オクラのとげも虫よけかな?

アリー塾長    :   よく思い出したね。で、オクラに虫はつかなかった?

女の子      :   うん、つかなかった。

男の子      :   ぼくのオクラには虫がついたよ。

アリー塾長    :   そう?じゃあ、オクラのとげは虫よけじゃないのかな?

詳しく調べてみないとわからないね。今度、調べてみようね。

ほかには?

男の子      :   栗は食べられないようにしている。とげがあるから。

鳥などから身を守って工夫している。

アリー塾長   :   ああ、そうだね。栗のいがはとげだらけだから、触ると痛いよね。

鳥も動物も、いががあったら栗を食べられないね。

男の子     :   トマトじゃないほかの花は、なんで蜜を吸われるようにしてるんだろう?

トマトみたいにすればいいのに不思議。

蜜を吸われないようにしている植物ってあるのかな?

アリー塾長   :   ああ、いいところに気が付いたね。

花はなんで虫に蜜を吸われるようにしているんだろうね。

女の子     :   クモは虫なのに、なんで虫を食べるのかな?
      
普通の虫は葉っぱを食べるのに。

アリー塾長   :   クモがどうして葉っぱじゃなくて虫を食べるのかは、クモに聞いてみないとわからないかもしれないね。

クモは葉っぱじゃなくて、虫を食べる虫なんだって、みとめてあげるしかないね。

そうそう、トマトには虫をやっつける秘密があったね。

だから、トマト畑にクモがいても、エサになる虫は来ないね。クモはおなかがすいて困ってしまうね。

生徒たち    :    引っ越しすればいい。

アリー塾長   :    どこに?

女の子     :     かぼちゃ畑とか。

アリー塾長   :    それはいい案だね!

女の子     :     かぼちゃ畑には虫がいっぱいいて、クモもうれしいし、虫をとってもらえて、かぼちゃもうれしい。

アリー塾長   :    そうだねえ、かぼちゃ畑にクモが行けば、たくさんエサが食べられて、クモもうれしいし、虫をとってもらえて、かぼちゃもうれしいよね。

両方の生きものにとっていいことだよね。


* アリー塾長の一言

  どんな生きものも、過酷な環境の中で生きていくのには、工夫をしなければなりません。今回は、トマトが自分の身を守るための工夫について学びました。葉を食べてしまうような虫はトマトにとっては敵です。敵を撃退するために、トマトは秘密の力をもっているのです。


 ところで、今回は、植物とその敵である虫の戦いの話であるはずでした。ところが、植物と虫はかならずしも敵同士ではないのではないか、という話も同時にでてきました。蜜を吸われる花の話と、クモとかぼちゃの関係の話です。
 

 この植物と虫が助け合って生きている話は、次回に学びました。植物と虫は、敵対するだけでなく、お互いに補い合って生きています。生きものはつながっているのです。


 
 

 …さて、自分の身を守るというのは人間にも必要なことです。ですが、また、信頼できる人とつながって、お互いに助け合って生きていくということも大事なことだし、幸せなことです。人間関係って、いくつになっても難しいなあ、と私などは思いますが、そのあたりのバランスが、自然はとてもうまくいっていると感じます。自分を守りすぎて孤立するでもなく、相手に依存しすぎるでもない…。やはり最後は自然に学べ!ですかね。


http://www.ko-to-ha.com/


 

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