「そんなときどうする?」の2回目です。
山に登ります。いろいろな登り方があるけど、あなたならどうしますか?
アリー塾長 : さあ、みんなならどうする?いろいろあるねえ。自分の足で、クネクネと曲
がった道を、ゆっくりゆっくり歩いていく?それとも、バスや車に乗って行
く?ロープウェイで行くってのもあるねえ。あ、馬に乗って行ってもいい
ね。それとも、一気にヘリコプターで頂上を目指す?
みんな : うーん…?
女の子 : 私、ロープウェイ!
アリー塾長 : ああ、○○ちゃんは、高いところから下を見下ろせる乗り物が好きだった
よねえ。観覧車も好きだったんだよねえ?
女の子 : うん!!
アリー塾長 : 高いところ、怖くない?
女の子 : 怖くない!
男の子 : ぼくはゆっくり歩いて登っていく。
アリー塾長 : どうして?
男の子 : ゆっくり歩いていくと、いろんな景色が見られるから。
アリー塾長 : いろんな景色?
男の子 : そう。100メートル登って下を見たときの景色とか、(山の)半分まで登っ
て見たときの景色とか。ゆっくり、お茶を飲みながら(そういう景色を)見
る。
アリー塾長 : 景色を見ながら山に登るのは楽しそうだね。
男の子 : うん!あ、それから、道がどうして曲がっているのかわかった!
アリー塾長 : ?
男の子 : 南側、北側、東側、西側、全部の景色を見るためだ!
アリー塾長 : なるほど。道が山をグルグル巻くように、らせん状に、つくられているの
は、いろいろな景色を見るためだったんだね。
* 対話の後、男の子の書いた作文にはちょっとびっくりしました。
「ぼくなら、ゆっくり歩いてのぼっていきます。」
「それに(景色がゆっくり見られることのほかに)歩いてのぼるとちょうじょうまでのぼれてうれしいし、体力をつけられるからです。」
「山にのぼるとげんかいをこえてのぼると思うので、心が強くなるからいいんじゃないかなと思います。」
アリー塾長の一言
子どもは大人が思っているほど子どもではないのではないでしょうか?子どもは大人と対等であるという以上に、子どもは大人より、本当はよっぽどよくわかっているのではないかと思わされることがよくあります。
今回の男の子の作文にも驚かされました。男の子の「体力をつけられる」、「げんかいをこえて」、「心が強くなる」という言葉には、厳しい向上心があふれています。男の子は、体こそまだ大きくないけれど、心はすっかり大人のようです。
男の子は、サッカーをやっています。サッカーをしながら、自分の限界をこえて、心を鍛えているのかな?○○くん、かっこいいです。「男」です!
http://www.ko-to-ha.com/
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